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夏の暑さを忘れさせてくれる涼やかな風鈴の音色。3,000個を超える風鈴が織りなす幻想的な空間で、癒やしのひとときを過ごしませんか?群馬県桐生市にある宝徳寺で開催される「風鈴まつり」は、毎年多くの人々を魅了する夏の風物詩です。
2025年は7月5日から9月23日まで開催。色鮮やかなアンブレラスカイや風鈴トンネルなど、写真映えするスポットも盛りだくさんです。風鈴の音色に耳を傾けながら、美しい庭園を散策すれば、心身ともにリフレッシュできること間違いなし。
この記事では、宝徳寺風鈴まつりの見どころや楽しみ方、アクセス情報、周辺観光スポットまで詳しくご紹介します。夏の思い出作りに、ぜひ参考にしてください。
宝徳寺の風鈴まつりは、ただ風鈴が飾られているだけではありません。その数はなんと2500個以上。職人が一つひとつ手作りした江戸風鈴が中心で、澄んだ高音から、少し低く響く音まで、様々な音色が重なり合って境内を包み込みます。
風が吹くたびに「チリン、チリン…」と奏でられるハーモニーは、環境省が選定する「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれた桐生の街にふさわしい、まさに五感で涼を感じる体験となるでしょう。
この記事では、風鈴まつりを最大限に楽しむための情報を網羅的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの週末の予定は宝徳寺で決まっているかもしれません。
お待たせいたしました!2025年の公式情報です。以前の情報から変更点も多いため、必ずこちらをご確認ください。
2025年の「風鈴まつり」および「夏の床もみじ特別公開」の開催期間が決定しました。
夏の始まりから秋の連休まで、長期間楽しめるのが嬉しいポイントですね。
期間中の拝観時間は以下の通りです。
以前の情報にあった夜間ライトアップについては、2025年7月現在の公式情報では発表されていません。今後の追加情報に期待しましょう。最新情報は公式サイトをご確認ください。
2025年の拝観料は、より分かりやすい体系になりました。
まず、風鈴が飾られた境内に入るための拝観料が500円で、これには願い事を書ける短冊が含まれています。さらに、本堂内で有名な「床もみじ」の景色を楽しみたい方は、追加で300円が必要となるシステムです。
宝徳寺は御朱印も大変人気です。2025年夏は、特別な御朱印帳が登場します。
非常に人気が予想されるため、ご希望の方はお早めにチェックすることをおすすめします。
2025年は、大人の拝観料に「ふうりん祈願短冊」が含まれています。受付で受け取った短冊に願い事を書き入れ、境内の好きな風鈴に結びつけることができます。涼やかな音色と共に自分の願いが仏様に届くようで、とても素敵な体験になりますよ。
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宝徳寺は、決してアクセス至便な場所にあるわけではありません。だからこそ、事前の計画が重要になります。
カーナビによっては、お寺の直前で非常に狭い道を案内することがあります。国道122号線や県道68号線といった主要な道路からアクセスするルートを、事前にGoogleマップなどで確認しておくと安心です。
乗用車の駐車代が無料なのは嬉しいポイントです。週末は大変混雑するため、初めから臨時駐車場を目指すのが賢明でしょう。
どちらの駅からも宝徳寺までは約4kmの距離があり、タクシー利用が基本となります(料金1,500円~2,000円程度)。バスは本数が非常に少ないため、利用を検討する場合は事前の時刻表確認が必須です。
テレビなどで紹介された直後の週末や、お盆期間は大変な混雑が予想されます。混雑を少しでも避けたいのであれば、「時間をずらす」のが最も効果的な対策です。
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ただ見るだけではもったいない!風鈴まつりを120%楽しむためのポイントをご紹介します。
最大の見どころは、やはり本堂の軒下にずらりと吊るされた風鈴回廊です。赤、青、黄色、緑…色とりどりの風鈴が一斉に風に揺れる光景は、まさに圧巻の一言。どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。
※2025年の夜間ライトアップの情報は7月11日現在、発表されていません。 もし今後開催が決定した場合、日中とは全く異なる幻想的な空間が広がります。公式サイトの追加情報に期待しましょう。
宝徳寺といえば、ピカピカに磨かれた床に紅葉が映り込む「床もみじ」。夏は、床に無数の風鈴が映り込む「夏の床もみじ(床風鈴)」の絶景を見られます。 【重要】
写真を撮るのに夢中になりがちですが、ぜひ一度カメラを置いて、静かに目を閉じてみてください。一つひとつ異なる風鈴の音色が幾重にも重なり、心地よいハーモニーを奏でます。この涼やかな音色こそ、風鈴まつりの真髄。心ゆくまで音風景に浸ってみるのも贅沢な過ごし方です。
目的によって時間を調整してみてください。
【朗報】ペット同伴が可能になりました! 大切な家族であるワンちゃんと一緒に風鈴を楽しめます。ただし、本堂内への同伴は不可です。リードの着用など、マナーを守って楽しみましょう。 子連れの方も楽しめますが、一部石段などもあるため、ベビーカーの移動は少し注意が必要です。
境内は砂利道や石段があるため、歩きやすいスニーカーが必須です。自然豊かな場所なので、虫よけスプレーがあると安心。日傘や帽子などの熱中症対策も忘れずに行いましょう。
もちろん楽しめます。雨に濡れた風鈴は、晴れた日とは違うしっとりとした風情があり、趣深いです。参拝客も少なくなる傾向にあるため、ゆっくりと鑑賞できるというメリットもあります。
授与所では、定番のお守りのほか、風鈴まつりにちなんだミニチュアの風鈴や、オリジナルグッズが販売されていることもあります。旅の記念に探してみてはいかがでしょうか。
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宝徳寺周辺は飲食店が少ないため、食事は桐生市街地まで足を延ばすのがおすすめです。車での移動を前提とした、おすすめのお店をいくつかご紹介します。
桐生を訪れたら外せないのが、麺の幅が5cm以上もある「ひもかわうどん」です。つるりとした喉ごしとモチモチの食感は一度食べたら病みつきになります。
新鮮なホルモンが“刺し”で食べられるのが最大の魅力。
桐生はソースカツ丼も名物の一つ。薄めのカツに、甘じょっぱい秘伝のソースがたっぷりとかかったカツ丼は、地元で長年愛されるソウルフードです。
宝徳寺風鈴まつりは、3,000個を超える風鈴が織りなす音色と美しい景色が魅力の夏の風物詩です。7月5日から9月23日まで開催され、アンブレラスカイや風鈴トンネルなど、写真映えするスポットも満載です。
アクセスは電車、バス、車から選べますが、土日祝日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用がおすすめです。服装は歩きやすい靴を選び、暑さ対策も万全にしましょう。
風鈴まつりは、江戸時代中期に始まった疫病退散の祈りが由来であり、その歴史に触れることもできます。風鈴の音色は癒し効果も期待できるため、日々の喧騒を忘れ、心安らぐ時間を過ごせるでしょう。
周辺には、桐生織物記念館や桐生が岡動物園などの観光スポット、ひもかわうどんなどのグルメも楽しめます。風鈴まつりと合わせて、桐生観光を満喫してみてはいかがでしょうか。