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2025年、福島市の夏を象徴する「第47回 ふくしま花火大会」が開催されます。今年のテーマは「~ふくしま旅の幕開け、光の祝祭~」。
この記事では、6年ぶりに復活するメッセージ花火や最新の有料席情報など、大会を120%楽しむための情報を網羅的にご紹介します。基本的な情報から、混雑回避の裏ワザまで、この記事一つで全てがわかります。最高の夏の思い出を作る準備を、さあ始めましょう。
まずは、第47回大会の核となる基本情報を正確に押さえておきましょう。
2025年のふくしま花火大会は、2025年7月26日(土)に開催が決定しました。 打ち上げ時間は19:30~20:30の約60分間です。会場は16:00頃から多くの人で賑わい始め、祭りの雰囲気が徐々に高まっていきます。
メイン会場は、例年通り阿武隈川のほとりにある「信夫ケ丘緑地」です。打ち上げ場所は阿武隈川と松川の合流点付近。水辺のロケーションを活かした、開放感あふれる花火が魅力となっています。
打ち上げ数は約8,000発。福島の夜空を光で埋め尽くします。 今年の見どころは、何と言っても6年ぶりに復活する「メッセージ花火」です。大切な人への想いを花火に乗せて届けられます。さらに、JRA福島競馬場の特別協賛による、音楽と花火が完璧にシンクロする「音楽創作花火」や、最大1尺玉の大玉花火が、観る人すべてに感動を与えてくれるでしょう。
大会は小雨決行です。ただし、強風や大雨などの荒天時は、安全を考慮し中止となります。順延はありませんのでご注意ください。 当日の開催確認は、専用の音声案内で確認するのが最も確実です。
チケット情報や詳細については、下記の公式サイト(チケット販売サイト)や問い合わせ先をご利用ください。
https://www.cnplayguide.com/fukushimahanabi/
当日のスムーズな移動は、花火大会を制する鍵です。
最も推奨する方法は、JR福島駅東口から運行される有料臨時シャトルバスの利用です。駐車場探しの手間や交通規制の心配がなく、会場近くまでアクセスできます。 シャトルバスは16:00~21:30の間で随時運行予定です。帰りの便は大変な混雑が予想されるため、終了時間ピッタリではなく、少し時間をずらして乗り場へ向かうとスムーズに乗車できる傾向にあります。
お車でお越しの際は、東北自動車道「福島西IC」から約20分です。 ただし、会場周辺は17:00から22:00まで大規模な交通規制が敷かれます。特に夕方以降は、ナビの表示時間通りにはまず到着できません。車で行くなら、午前中から福島市内に入り、別の観光を楽しむくらいの余裕を持つことをお勧めします。
会場周辺には約2,000台分の無料臨時駐車場が用意されます。 しかし、約16万人の人出に対し駐車場の数は決して多くありません。例年の経験から、14:00を過ぎると満車になる可能性が非常に高いです。確実に駐車したいなら、遅くとも13:00までには到着を目指しましょう。
当日は17:00から22:00の間、信夫ケ丘球場周辺をはじめとする広範囲で車両通行止めなどの交通規制が実施されます。この時間帯は会場への車の乗り入れは一切できません。公式サイトで公開される交通規制図を事前にダウンロードし、ルートを確認しておくことが不可欠です。
シャトルバス、車、いずれの場合も15:00までに会場付近に到着するのが理想的な動き方です。この時間であれば、屋台をゆっくり見て回ったり、観覧場所を確保したりする余裕があります。帰りは、フィナーレの余韻に浸りながら30分~1時間ほど会場に留まると、混雑のピークをやり過ごせます。
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最高のロケーションで快適に花火を観るなら、有料席が断然おすすめです。
今年は多彩な席種が用意されています。用途や予算に合わせて選びましょう。
※未就学児は膝上無料ですが、席が必要な場合は有料です。
チケットの販売は、明日6月9日(月)の正午から一斉に開始されます。
S席やマス席は毎年人気が集中し、即日完売することもあります。事前に購入方法を確認し、販売開始時間に備えましょう。
最大のメリットは「時間と労力をかけずに、最高の環境が手に入ること」。場所取りのストレスから解放される価値は計り知れません。 デメリットは費用がかかる点と、お客様都合でのキャンセル・変更が一切できないことです。購入は慎重に行いましょう。
予算を抑えたい、人混みが苦手、という方はこちらを参考にしてください。
会場から少し離れますが、福島市街の夜景と共に花火を楽しめる絶景スポットです。ただし、定番ゆえにこちらも混雑は必至。早めの場所取りが求められます。
打ち上げ場所から川を挟んだ対岸エリア。音の迫力は少し減衰しますが、さえぎるものがなく綺麗に見えます。レジャーシートを広げてのんびり見たい家族連れに人気があります。
花火大会当日に特別開放されることがあるスポット(要確認)。トイレや食料調達の心配がないのが最大の利点です。ただし、建物で一部見切れる可能性があることは理解しておきましょう。
会場からは距離がありますが、その分混雑はほとんどありません。寝転がりながら遠くの夜空に咲く花火を見る、という贅沢な時間を過ごせます。
会場のすぐ南側に位置し、打ち上げ場所にも近いエリア。真上に上がるような大迫力の花火を体感できますが、かなりの混雑と交通規制に注意が必要です。
こちらも高台にあるスポット。花火が山に反響し、独特の音響効果を楽しめるのが特徴です。視覚だけでなく聴覚でも花火を味わいたい方におすすめします。
穴場とはいえ、私有地への無断立ち入りは厳禁です。また、ゴミは必ず持ち帰り、近隣住民の迷惑にならないよう、大声での会話は控えましょう。
誰と行くか、どう楽しむかで、一日のプランは大きく変わります。
奮発してS席のチケットを確保し、夕暮れ時から会場の雰囲気を楽しむのがおすすめです。復活したメッセージ花火でサプライズプロポーズ、というのも一生の思い出になるかもしれません。
B席やマス席は、子どもが少し動き回っても安心感があります。大きな音に備えてイヤーマフを用意し、迷子対策として連絡先を書いたカードを持たせておきましょう。
会場には多数の屋台が出店します。少し早めに集合し、B席の自由席で場所を確保してから、交代で屋台グルメを買い出しに行くのが効率的で楽しいプランです。
三脚とレリーズ(リモートシャッター)は必須です。撮影モードは「バルブ(B)」、ISO100、F値8~13で、花火が開く直前から開ききるまでシャッターを開放するのが基本。音楽花火はタイミングが命なので、プログラムをよく見ておきましょう。
今年6年ぶりに復活する「メッセージ花火」は、個人でも申し込めます。結婚祝いや誕生日、日頃の感謝などを、メッセージの読み上げと花火で伝えてみませんか?
準備を万全にして、当日の快適さを確保しましょう。
日中は暑くても、川辺の夜は気温が下がることがあります。薄手のパーカーやカーディガンを1枚持っていくと安心です。足元は、歩きやすく履き慣れたスニーカーが絶対条件。サンダルは危険です。
会場には仮設トイレが設置されますが、開始直前や終了直後は長蛇の列ができます。特に女性用トイレは30分以上待つことも。会場に着いたらまず場所を確認し、早め早めに済ませておくのが鉄則です。
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花火大会を機に、福島の街を丸ごと楽しみましょう。
花火大会の後は、福島駅周辺の文化通りやパセオ通りに繰り出してみてはいかがでしょうか。福島の地酒と共に、新鮮な川俣シャモや郷土料理を味わえる名店が数多く存在します。
鶏けん 伊達鶏や会津馬刺しを厳選銘酒と共に愉しむ https://tabelog.com/fukushima/A0701/A070101/7000904/
しおや 絶品天ぷらが味わえるお店 https://tabelog.com/fukushima/A0701/A070101/7010902/
陽風水 高級感あふれる焼鳥のお店 https://tabelog.com/fukushima/A0701/A070101/7000600/
福島駅周辺のシティホテルや、少し足を延して飯坂温泉、土湯温泉に宿泊するのが定番です。花火大会当日は予約が殺到するため、3ヶ月以上前からの予約を強くおすすめします。
第47回を迎える歴史ある「ふくしま花火大会」。今年はメッセージ花火の復活など、特別な企画も目白押しです。 大切なのは、この記事で得た情報を元に、ご自身のプランをしっかりと立てることです。チケットの確保は早めに行動し、当日は時間に余裕を持って、マナーを守って楽しみましょう。
「ふくしま旅の幕開け、光の祝祭」が、あなたにとって忘れられない夏の1ページとなることを心から願っています。