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「酒田の花火」は、夏の夜空を彩る東北屈指の花火大会。約1万発の花火が打ち上げられ、全国トップレベルの花火師による競演や音楽とシンクロした演出は、見る人の心を打ちます。
この記事では、2025年開催の酒田花火大会を120%楽しむための情報を徹底解説!開催日程やアクセス方法などの基本情報はもちろん、混雑を避ける穴場スポットや地元民おすすめのグルメ情報、花火と合わせて楽しめる観光プランまでご紹介します。
初めての方も、リピーターの方も、この記事を読めば、きっと忘れられない夏の思い出になること間違いなし!
1929年に酒田港が第二種重要港湾に指定されたことを記念して始まった、長い歴史を誇る「酒田の花火」。2025年は酒田市合併20周年という記念すべき年でもあり、見どころ満載の特別なプログラムが予定されています。ここでは、最新の開催概要から雨天時の対応まで、あなたが一番知りたい確定情報をまとめてご紹介します。
2025年の酒田の花火は、記念大会として秋の夜空を彩ります。 夏の開催から変更になっていますので、日程を間違えないようにご注意ください。
夏の風物詩というイメージが強いですが、今年は澄んだ秋の夜空で、より一層色鮮やかな花火が楽しめるでしょう。
打ち上げ場所は、例年通り酒田の母なる川「最上川」。メイン会場は「最上川河川公園」となります。 会場マップによると、有料観覧席は打ち上げ場所に最も近いエリアに設置され、出羽大橋の下流側緑地が無料観覧エリアとして開放される予定です。
▼会場マップ
2025年の大会テーマは「打ち上がれ!心つなぐ、笑顔の花」。 酒田市合併20周年を記念する特別なプログラムが目白押しです。
打ち上げ総数は、見どころを凝縮した約10,000発。 特に注目すべきは、フィナーレを飾る「二尺玉(20号玉)の3発同時打ち上げ」です。直径約59cmの花火玉が3つ同時に上空約500mで開花し、直径約480mもの光の大輪が夜空を埋め尽くします。一つでも強烈な音と振動が、3倍になって押し寄せる体験は、まさに鳥肌ものです。
花火大会は雨天決行です。しかし、強風や大雨などの荒天の場合は「中止」*なります。順延はありませんのでご注意ください。 近年、2023年と2024年は残念ながら大雨により中止となりました。今年こそ開催されることを願いましょう。
当日の開催可否に関する最終決定は、公式サイトおよび公式SNSで発表されます。
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記念大会となる2025年は、例年以上の混雑が予想されます。特に駐車場に関するルールが大きく変更されているため、必ず事前に確認し、計画的に行動しましょう。
メインの玄関口はJR羽越本線「酒田駅」となります。 駅からメイン会場の最上川河川公園までは、徒歩で約45分と少し距離があります。当日は駅からの人の流れに沿って歩けば迷うことはありませんが、歩きやすい靴は必須です。路線バスもありますが、交通規制の影響を考えると、徒歩が最も確実な移動手段といえるでしょう。
2025年の大会では、観覧チケット購入者向けの指定駐車場が用意されるため、例年運行されていた大規模な臨時駐車場からのシャトルバスの運行形態が変更または縮小される可能性があります。 シャトルバスに関する最新情報は、必ず公式サイトでご確認ください。公共交通機関の利用が最も推奨される方法です。
2025年の駐車場利用には、大きな注意点があります。 駐車場は、有料観覧チケットを持っている方のみ、別途「指定駐車場チケット」を購入して利用できる仕組みです。観覧チケットを持っていない方は、駐車場を利用できません。
当日は、会場周辺で大規模な交通規制が敷かれます。例年、17:00頃から22:00頃まで、会場周辺の主要道路は車両通行止めとなります。 「山形道酒田ICから約10分」という案内は、あくまで規制開始前のスムーズな状況での目安です。ICを降りてから駐車場まで、当日はかなりの渋滞が予想されるため、時間に余裕を持って行動してください。
花火終了直後の帰宅ラッシュは避けられません。少しでも快適に帰るためのコツは以下の通りです。
最高のロケーションで花火を観るために、場所選びは最も重要です。2025年は有料席の種類も豊富。それぞれの特徴を解説します。
音響設備が整い、最高の環境で観覧できる有料席は、記念大会を存分に味わうための特等席です。
エリア | 席種 | 定員 | 価格 |
A1 | テーブル席 | 2名 | 16,000円 |
C2 | マス席 | 6名 | 21,000円 |
C3 | イス席(ガーデンチェア) | 1名 | 5,000円 |
D2 | ベンチ席 | 2名 | 12,000円 |
D3 | イス席(パイプ椅子) | 1名 | 4,000円 |
E1-3 | 土手席 | 1名 | 4,000円 |
C4 | エリア内自由席 | 1名 | 3,000円 |
D1 | エリア内自由席 | 1名 | 2,000円 |
E4-6 | カメラマン席 | 1名 | 6,000円 |
– | 車いす席 | 1名 | 3,000円 |
チケットは、公式サイトのQRコードからアクセスできるチケット販売サイトなどで購入可能です。
人気の席は販売開始後すぐに売り切れることが予想されます。 公式サイトやSNSをこまめにチェックし、販売開始日時を把握したら、事前にチケットサイトの会員登録などを済ませ、販売開始と同時にアクセスできるように準備しておきましょう。
無料で観覧できるエリアも用意されています。 公式情報によると「出羽大橋下流側緑地は無料観覧エリアとして開放」されます。ここが最も確実な無料スポットとなるでしょう。ただし、大変な混雑が予想されます。
その他の候補としては、
無料観覧エリアは限られているため、場所取りの競争率は非常に高くなります。 良い場所を確保したいのであれば、お昼過ぎには現地に到着し、レジャーシートなどで場所を確保する必要があります。過度な場所取りは避け、譲り合って利用しましょう。
個人による会場周辺でのドローン飛行・撮影は航空法により固く禁止されています。 これは安全確保のための絶対的なルールです。公式ポスターにも明記されている通り、「土手席・カメラマン席以外ののり面は、安全のため立ち入り禁止」となっています。指定されたエリア以外への侵入も危険ですのでおやめください。
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「あれを持ってくればよかった!」と後悔しないために、万全の準備で臨みましょう。9月開催に合わせた持ち物と服装のポイントをご紹介します。
□ 観覧チケット・駐車券(購入した方)
□ 現金(屋台や現地での支払いに)
□ スマートフォン&モバイルバッテリー
□ レジャーシート
□ ゴミ袋(ゴミは必ず持ち帰りましょう)
□ ウェットティッシュ
□ 飲み物
□ 折りたたみ椅子
□ 小型クーラーボックス
□ 虫除けスプレー(9月でも河川敷は必須)
□ 懐中電灯・ペンライト
□ 雨具(レインコート)(傘はNG)
□ 羽織るもの(後述)
9月中旬の開催です。日中はまだ暑さが残るかもしれませんが、夜の河川敷は想像以上に冷え込む可能性があります。半袖で過ごすのは寒く感じるでしょう。 長袖のシャツやパーカー、薄手のジャケットなど、必ず羽織るものを一枚持参してください。足元は、徒歩移動が長くなることを考慮し、履き慣れたスニーカーが最適です。
小さなお子様と一緒の場合は、防寒対策をより一層重視してください。大人が思うより一枚多めに羽織らせる準備をしましょう。 また、大きな音に驚く子どものためのイヤーマフや、迷子対策の連絡先を書いた名札なども有効です。
専用のカメラマン席(1名6,000円)が用意されていることからも、写真撮影への期待の高さがうかがえます。 基本的な撮影方法は以前の解説通りですが、三脚の使用が許可されているカメラマン席を確保するのが、良い写真を撮るための最も確実な方法です。二尺玉3発同時打ちなど、ワイドな構図が求められるシーンが多いため、広角レンズがあるとより楽しめるでしょう。
せっかく酒田まで来たのなら、花火だけでなく街そのものを満喫したいですよね。ここでは、花火前後に楽しめるグルメや観光スポット、そして宿泊に関する情報をお届けします。
ポスターにも「屋台などあり」と記載されている通り、会場周辺にはお祭りの雰囲気を盛り上げる屋台が出店します。定番のグルメを片手に、打ち上げを待つ時間も楽しんでください。
港町・酒田は新鮮な海の幸の宝庫です。 「さかた海鮮市場」では、日本海の幸をふんだんに使った海鮮丼や定食を味わえます。また、独自の文化を持つ「酒田ラーメン」の名店を巡るのもおすすめです。
https://kaisen-ichiba.net/
酒田には、歴史と文化を感じられるスポットがたくさんあります。
記念大会となるため、宿泊施設の予約は激戦となることが予想されます。 半年前、あるいはそれ以上前から予約を検討するのが賢明です。酒田市内で予約が取れない場合は、鶴岡市や庄内町まで範囲を広げて探しましょう。
眺望の宿 観音湯 庄内平野と最上川を一望できる高台にある一軒宿
湯野浜温泉 游水亭 いさごや 絶景の夕陽に心癒され 庄内の美味を堪能
月のホテル 酒田市内が眺望できるハイクラスなホテル
今回の大会では、新たな試みとして「民間敷地の駐車場オーナー」を募集しています。これは、市内の企業や個人の敷地を、観客向けの駐車場として提供してもらう取り組みです。このことから、公式が用意する駐車場だけでは不足することが予想されます。やはり、公共交通機関の利用が最も確実と言えるでしょう。
最後に、多くの方が疑問に思う点を最新情報でまとめました。
会場には多数の仮設トイレが設置されますが、どこも長蛇の列になります。特に、打ち上げ開始直前と終了直後は大変混雑します。会場に着いたらまずトイレの場所を確認し、時間に余裕を持って済ませておきましょう。
大規模な屋外イベントのため、専用の授乳室やおむつ交換台の設置は限られます。駅や市内の公共施設、商業施設などで事前に済ませておくことを強くおすすめします。
提供された情報によると、例年の人出は約1万2000人とされています。ただし、これはコロナ禍以前のデータや、天候に恵まれなかった年の数字の可能性も考えられます。2025年は記念大会であり、2年連続中止からの復活開催となるため、これを大幅に上回る人出になることは間違いないでしょう。
「自分のごみは、自分で持ち帰る」のが花火大会の最も大切なマナーです。美しい会場で来年も花火が見られるよう、ごみ袋を持参し、必ず持ち帰ることにご協力ください。
1929年(昭和4年)に酒田港が第二種重要港湾に指定されたことを記念して始まった、90年以上の歴史を持つ由緒ある花火大会です。2025年の見どころは、何と言っても「二尺玉3発同時打ち上げ」と「展開1.2kmの空中ナイアガラ」、そして「全国有名煙火店のコラボ花火」です。
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酒田の花火大会は、1万発の花火が夜空を彩る東北屈指の花火大会です。全国トップレベルの花火師による競演や、音楽とシンクロした演出は、見る人の心を打ちます。
この記事では、花火大会の基本情報から穴場スポット、周辺グルメ、観光情報まで、花火大会を120%楽しむための情報を網羅しました。
ぜひこの記事を参考に、忘れられない夏の思い出を作ってください。