初夏の鎌倉を彩る風物詩、紫陽花。数ある名所の中でも「あじさい寺」として絶大な人気を誇るのが明月院です。境内を埋め尽くすように咲き誇る、吸い込まれるような青色の紫陽花「明月院ブルー」は、一度は見ておきたい幻想的な光景です。
「2025年の見頃はいつ?」「あの混雑を避けてゆっくり見る方法はないの?」「北鎌倉駅から迷わず行くには?」そんな疑問や不安をお持ちではありませんか?
この記事では、2025年の明月院の紫陽花について、最新の見頃予想から賢い混雑回避策、詳しいアクセス方法、必見の見どころ、おすすめ撮影スポット、周辺グルメまで、あなたが知りたい情報を網羅的に解説します。この記事を参考に、最高の鎌倉・明月院の紫陽花鑑賞を計画し、心に残る初夏の思い出を作りましょう。
1. 明月院の紫陽花、2025年の見頃はいつ?
鎌倉の数ある名所の中でも、初夏の風物詩として特に人気を集めるのが明月院の紫陽花です。毎年多くの人がその美しい光景を心待ちにしています。2025年の見頃はいつ頃になるのでしょうか。
1-1. 鎌倉の紫陽花の名所・明月院とは?
明月院(めいげついん)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗建長寺派のお寺です。JR北鎌倉駅から徒歩約10分というアクセスの良さもあり、一年を通して多くの観光客が訪れます。特に6月は、境内を埋め尽くすように咲き誇る紫陽花から「あじさい寺」として親しまれ、一年で最も賑わう季節を迎えます。
その歴史は古く、平安時代末期に創建された「明月庵」が始まりとされています。その後、室町時代に関東管領の上杉憲方によって「明月院」として再興されました。禅宗寺院らしい落ち着いた雰囲気と、四季折々の美しい自然が調和した、魅力あふれるお寺です。
1-2. 2025年の紫陽花の見頃予想!例年の開花時期から解説
例年、明月院の紫陽花は6月上旬から色づき始め、6月中旬から下旬にかけて見頃のピークを迎えるのが一般的です。
2025年の見頃も、基本的には例年通り6月中旬から7月上旬と予想されます。ただし、紫陽花の開花は春先の気温や梅雨入り時期によって変動するため、あくまで目安と考えましょう。特に、ゴールデンウィーク頃の気候が影響しやすいと言われています。暖かければ早まり、涼しければ遅れる傾向が見られます。
より詳しい予想や最新情報は、5月下旬頃から発表される気象情報や観光協会の開花情報を参考にすると良いでしょう。
1-3. 最新の開花状況をチェックする方法
「せっかく行くなら一番綺麗な時に行きたい!」そう考える方は多いはずです。訪問前に最新の開花状況をチェックすることをおすすめします。
- 公式サイト・SNS: 明月院の公式サイトや、鎌倉市観光協会のウェブサイト、SNS(XやInstagramなど)で開花情報が発信されることがあります。
- 観光情報サイト: 「鎌倉観光公式ガイド」や大手旅行情報サイトなどでも、開花速報が掲載される場合があります。
- ライブカメラ: 設置されていれば、リアルタイムの状況を確認できます。(※明月院に常設のライブカメラは現時点ではありません)
- 電話での問い合わせ: 直接問い合わせる方法もありますが、シーズン中は混雑している可能性があるため、ウェブでの確認がスムーズでしょう。
訪問日が近づいてきたら、これらの情報源をこまめにチェックしてみてください。
1-4. ピーク時期と少しずらした時期、それぞれの魅力
最も美しいとされるピーク時期は、もちろん魅力的です。境内全体が青一色に染まる光景は圧巻です。しかし、この時期は大変な混雑が予想されます。
一方、見頃の始まり(6月上旬)や終わり際(7月上旬)に訪れるのも一興です。
- 始まり: 混雑が比較的少なく、瑞々しい紫陽花を楽しめるでしょう。他の花(花菖蒲など)との共演が見られるかもしれません。
- 終わり際: ピークは過ぎていますが、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと鑑賞できる可能性があります。少し色褪せ始めた紫陽花にも、また違った趣があります。
人混みを避けたい方や、じっくりと紫陽花と向き合いたい方は、ピークを少しずらして訪れるプランも検討してみてはいかがでしょうか。
1-5. 雨の日と晴れの日、紫陽花の見え方の違い
紫陽花は、雨の日にこそ一層美しさを増す花と言われます。雨粒をまとった花びらは、しっとりとした輝きを放ち、青色がより深く鮮やかに見えるでしょう。苔むした石段や緑の木々も雨に濡れて、境内全体が幻想的な雰囲気に包まれます。雨の日は比較的、人出が少なくなる傾向があるのもメリットです。
もちろん、晴れた日の紫陽花も素晴らしいものです。太陽の光を浴びてキラキラと輝く姿は、爽やかで生命力に満ちています。青空とのコントラストも美しく、写真撮影にも最適です。
どちらの天候でも、それぞれの魅力があります。天気予報を確認しつつ、その日の天候に合わせた楽しみ方を見つけてください。
2. 「明月院ブルー」の秘密と紫陽花の種類
明月院の紫陽花といえば、その独特の青色が有名です。「明月院ブルー」と呼ばれるその色の秘密と、境内を彩る紫陽花の種類に迫ってみましょう。
2-1. 一度は見たい!幻想的な「明月院ブルー」とは?
「明月院ブルー」とは、明月院の境内に咲く紫陽花の、吸い込まれるような深く澄んだ青色を指します。参道の両脇を埋め尽くす青い紫陽花のトンネルは、まるで別世界に迷い込んだかのような幻想的な光景です。
この青色は、単なる「青」ではなく、透明感と深みを併せ持った独特の色合いであり、多くの人々を魅了してやみません。毎年この色を見るために、全国から多くのファンが訪れるのです。
2-2. なぜ青色に?明月院ブルーが生まれる理由
紫陽花の色は、植えられている土壌の酸度(pH)によって変化することが知られています。
- 酸性の土壌 → 青色
- アルカリ性の土壌 → 赤色(ピンク色)
明月院の土壌は酸性であるため、紫陽花は美しい青色に発色します。しかし、それだけが理由ではありません。明月院では、意図的に青色の紫陽花が多くなるように管理・育成されていると言われています。長年にわたる手入れと、鎌倉の土地が持つ性質が組み合わさって、あの独特な「明月院ブルー」が生み出されているのです。
2-3. 主役はヒメアジサイ!境内を彩る紫陽花たち
明月院の紫陽花の約9割を占めるのが、「ヒメアジサイ(姫紫陽花)」という品種です。ヒメアジサイは、日本の固有種であるヤマアジサイが改良されたもので、小ぶりで可憐な花が特徴です。
ヒメアジサイは、その繊細な美しさで「明月院ブルー」を見事に表現しています。群生することで、より一層青色のグラデーションが際立ち、見る人を圧倒します。
境内にはヒメアジサイ以外にも、ガクアジサイやカシワバアジサイなど、いくつかの種類の紫陽花も見られます。様々な表情を持つ紫陽花を探しながら散策するのも楽しいでしょう。
2-4. 紫陽花以外にも注目!初夏の明月院の見どころ
紫陽花の季節、明月院には他にも見どころがたくさんあります。
- 悟りの窓(方丈): 本堂である方丈にある円窓は「悟りの窓」と呼ばれ、窓の向こうに見える後庭園の風景が、まるで一枚の絵画のように切り取られます。紫陽花の時期には、窓の向こうに花菖蒲が咲くこともあり、特に人気の撮影スポットです。
- 花想い地蔵: 季節の花を抱えた可愛らしいお地蔵様です。紫陽花の時期には、青い紫陽花を胸に抱いています。訪れるたびに違う花を抱えているので、ぜひチェックしてみてください。
- 枯山水庭園: 方丈の前には、白砂と石で山水を表現した美しい枯山水庭園が広がっています。静かな庭園を眺めていると、心が洗われるような気持ちになります。
- 竹林: 境内には美しい竹林もあり、涼やかな雰囲気を楽しめます。
紫陽花だけでなく、禅寺ならではの静謐な雰囲気や、他の植物との調和もぜひ味わってください。
3. 明月院の混雑状況と回避策【2025年版】
「あじさい寺」として名高い明月院は、紫陽花シーズンには大変な混雑が予想されます。快適に鑑賞するためにも、混雑状況を把握し、対策を立てておきましょう。
3-1. 紫陽花シーズンの混雑は必至?リアルな混雑状況
はい、残念ながら紫陽花シーズンの明月院、特に見頃のピークを迎える6月中旬から下旬の土日は、相当な混雑を覚悟する必要があります。
- 開門前: 開門時間(通常9時)よりも前から、入場を待つ人の長い列ができます。ひどい時には北鎌倉駅近くまで列が伸びることもあります。
- 午前中: 10時から12時頃が最も混雑する時間帯です。参道は人で埋め尽くされ、なかなか前に進めないことも珍しくありません。
- 午後: 午後になると少しずつ人出は減りますが、それでも週末は夕方まで混雑が続くことが多いです。
- 悟りの窓: 人気スポットである「悟りの窓」は、写真を撮るために30分以上待つこともあります。
このような状況ですので、時間に余裕を持った計画を立てることが重要です。
3-2. 狙い目はいつ?平日・週末・時間帯別の混雑予測
混雑を少しでも避けるための狙い目は以下の通りです。
- 平日: やはり土日よりも平日の方が、人出は少なくなります。可能であれば、平日に訪れるのが最もおすすめです。
- 早朝: 開門と同時に、あるいは開門直後に入場するのが最も混雑を避けられる方法です。朝の澄んだ空気の中で、静かに紫陽花を鑑賞できる可能性があります。
- 閉門間際: 午後3時を過ぎると、徐々に人が少なくなってきます。閉門時間(通常16時)を考慮しつつ、遅めの時間を狙うのも一つの手です。
- 雨の日: 先にも述べましたが、雨の日は晴天の日よりも人出が少なくなる傾向にあります。雨対策をしっかりすれば、落ち着いて鑑賞できるチャンスです。
3-3. 混雑を避けてゆっくり楽しむための裏ワザ
上記の狙い目に加えて、いくつか裏ワザをご紹介します。
- 公共交通機関を利用する: 駐車場はほぼなく、周辺道路も渋滞するため、必ず電車やバスなどの公共交通機関を利用しましょう。
- 北鎌倉駅を利用する: 鎌倉駅から歩くルートもありますが、最も近いのは北鎌倉駅です。
- 事前にチケットを購入する(もしあれば): 近年、混雑緩和のために事前予約制や時間指定チケットを導入する観光地が増えています。明月院で導入されるかは未定ですが、事前に公式サイトなどをチェックしておくと良いでしょう。
- 見学ルートを工夫する: 多くの人は参道から方丈へと進みますが、少しルートを変えたり、人の流れが途切れるのを待ったりするだけでも、ストレスが軽減されます。
3-4. 整理券の情報や入場制限の可能性は?
過去には、特に混雑が激しい日に整理券が配布されたり、入場制限が行われたりしたことがあります。2025年に関しても、混雑状況によっては同様の措置が取られる可能性は十分に考えられます。
これらの情報は、当日現地で発表されることが多いですが、事前に鎌倉市観光協会や明月院の公式サイトで告知される場合もあります。特に週末に訪問を計画している方は、最新情報を確認しておくことを強くおすすめします。
4. 明月院へのアクセス完全ガイド!迷わず行く方法
明月院へは、主に電車を利用するのが最も一般的で便利な方法です。ここでは、迷わずたどり着くためのアクセス方法を詳しく解説します。
4-1. 電車が基本!最寄り駅「JR北鎌倉駅」からの徒歩ルート
明月院の最寄り駅は、JR横須賀線の「北鎌倉駅」です。
- 北鎌倉駅の臨時改札口(円覚寺側とは反対側)から出ます。(※紫陽花シーズンには臨時改札が開くことが多いです。開いていない場合は東口から出てください。)
- 改札を出たら左へ進み、線路沿いの道を歩きます。
- 踏切を渡り、道なりに進みます。
- 左手に「明月院」と書かれた石碑が見えてきますので、そこを左折します。
- 風情のある坂道を上っていくと、明月院の山門に到着します。
所要時間は徒歩で約10分です。道中は案内板も出ていますし、紫陽花の時期は多くの人が同じ方向へ歩いているため、迷うことは少ないでしょう。ただし、道が狭い箇所もあるため、歩行には注意が必要です。
4-2. 鎌倉駅からのアクセス方法(電車・バス)
JR横須賀線または江ノ電の「鎌倉駅」からもアクセス可能です。
- 電車: 鎌倉駅からJR横須賀線に乗り、隣の「北鎌倉駅」で下車します。(所要時間約3分)そこから徒歩約10分です。
- バス: 鎌倉駅東口のバスロータリーから、江ノ電バスまたは京急バスに乗車し、「明月院」または「北鎌倉駅」バス停で下車する方法もあります。しかし、紫陽花シーズンは道路が渋滞し、時間がかかることが多いため、あまりおすすめできません。
特別な理由がない限り、北鎌倉駅を利用するのが最もスムーズです。
4-3. 車で行くのはおすすめしない?駐車場事情と注意点
結論から言うと、明月院へ車で行くことは強くおすすめしません。
- 専用駐車場がない: 明月院には参拝者用の専用駐車場がありません。
- 周辺のコインパーキングも少ない: 北鎌倉駅周辺にはコインパーキングがいくつかありますが、収容台数が非常に少なく、紫陽花シーズンは早朝から満車になることがほとんどです。
- 道が狭く、渋滞が激しい: 明月院周辺や鎌倉市内の道路は道幅が狭く、観光シーズンは激しい渋滞が発生します。駐車場を探してさまよったり、渋滞に巻き込まれたりして、貴重な観光時間を無駄にしてしまう可能性が高いです。
遠方から車で来る場合も、鎌倉駅周辺や藤沢駅周辺などの大きな駐車場に車を停め、そこから電車でアクセスする「パーク&ライド」を検討しましょう。
4-4. おすすめのアクセス方法と所要時間
やはり、JR横須賀線を利用し、北鎌倉駅から徒歩でアクセスするのが最もおすすめです。
東京方面からは、JR横須賀線、または湘南新宿ラインを利用すると便利です。
- 東京駅からJR横須賀線で約1時間
- 新宿駅からJR湘南新宿ラインで約1時間
時間に余裕を持ち、電車の旅と北鎌倉の風情ある街並みを楽しみながら向かうのが、明月院訪問の醍醐味の一つとも言えるでしょう。
5. 明月院の拝観料・拝観時間・御朱印情報
明月院を訪れる前に、拝観に関する基本的な情報を確認しておきましょう。
5-1. 2025年の拝観時間と休観日をチェック
明月院の基本的な拝観時間は以下の通りです。
ただし、紫陽花シーズンの6月は、拝観時間が変更される可能性があります。例年、混雑緩和のために早朝開門(例:8:30~)や時間延長(例:~17:00)が行われることがあります。
2025年の正確な拝観時間については、訪問前に必ず明月院の公式サイトや鎌倉市観光協会の情報をご確認ください。
また、明月院には基本的に休観日はありませんが、悪天候や特別な行事などで拝観できなくなる可能性もゼロではありません。心配な場合は、事前に確認すると安心です。
5-2. 拝観料(大人・小中学生)
明月院の拝観料は以下の通りです。(※2024年時点の情報。変更される可能性があります。)
注意点:
- 6月の紫陽花シーズンには、拝観料が変更される(値上げされる)可能性があります。
- 方丈後庭園(悟りの窓の奥)は、通常は別途拝観料(500円程度)が必要で、公開期間も限られています(主に花菖蒲と紅葉の時期)。紫陽花の時期に公開されるかは年によって異なるため、こちらも事前の確認が必要です。
5-3. 御朱印について
明月院では御朱印をいただくことができます。
- 受付場所: 拝観受付の近くにある納経所(朱印所)
- 種類: 通常は「聖観世音菩薩」の御朱印がいただけます。時期によっては限定の御朱印が登場することもあります。
- 料金: 一般的に300円~500円程度です。
- 注意点: 御朱印帳を持参しましょう。書き置き(紙で渡されるタイプ)の場合もあります。混雑時は御朱印をいただくのにも時間がかかることがありますので、時間に余裕を持ってください。
旅の記念に、美しい御朱印をいただくのも良いでしょう。
5-4. 境内のトイレやバリアフリー情報
- トイレ: 境内にトイレは設置されています。ただし、混雑時は並ぶこともありますので、北鎌倉駅などで済ませておくと安心です。
- バリアフリー: 明月院は山の中にあり、参道や境内には石段や坂道が多くあります。そのため、車椅子やベビーカーでの拝観は難しい箇所が多いのが現状です。足元に不安のある方は、歩きやすい靴を選び、時間に余裕を持ってゆっくりと散策してください。
6. 明月院の紫陽花を120%楽しむためのポイント
せっかく明月院を訪れるなら、その魅力を最大限に味わいたいものです。ここでは、散策や写真撮影のコツ、持ち物など、楽しむためのポイントをご紹介します。
6-1. ここは外せない!おすすめの散策ルート
定番のおすすめ散策ルートは以下の通りです。
- 総門: まずは総門で一礼し、境内へ。
- 参道(あじさい小径): ここが最大の見どころ!両脇を埋め尽くす「明月院ブルー」のトンネルをゆっくりと進みます。混雑時は立ち止まらず、人の流れに合わせて進みましょう。
- 山門: 趣のある茅葺きの山門をくぐります。
- 枯山水庭園: 方丈手前の静かな庭園で心を落ち着かせます。
- 方丈(悟りの窓): 本堂へ。有名な「悟りの窓」からの景色を堪能します。混雑時は列に並ぶ覚悟が必要です。
- 花想い地蔵: 愛らしいお地蔵様にご挨拶。
- 開山堂・やぐら: 明月院の歴史を感じる場所へ。
- 竹林: 涼やかな竹林で一息。
このルートを基本に、気になった小道に入ってみたり、人が少ない場所を探したりしながら、自分だけのペースで散策を楽しんでください。
6-2. SNS映え間違いなし!紫陽花撮影のベストスポット
明月院には、思わず写真に収めたくなる美しいスポットがたくさんあります。
- 参道(あじさい小径): 定番ですが、やはり外せません。ローアングルから見上げるように撮ると、青のトンネルが強調されます。
- 石段と紫陽花: 境内のあちこちにある石段と紫陽花の組み合わせは、風情満点です。
- 悟りの窓: 窓枠を額縁に見立てて、奥の庭園を撮影します。人が写り込まないように撮るのが難しいですが、粘り強くチャンスを待ちましょう。(※三脚の使用は禁止されていることが多いです)
- 花想い地蔵: 紫陽花を抱いたお地蔵様をアップで。
6-3. 「悟りの窓」と紫陽花の美しいコラボレーション
「悟りの窓」は、自分自身を見つめ、悟りを開くための窓とされています。この円窓から見える景色は、季節ごとに変わり、訪れる人の心を捉えます。
紫陽花の時期には、後庭園の花菖蒲や緑が窓の向こうに広がり、紫陽花の色とはまた違った美しさを見せてくれます。もし後庭園が特別公開されていれば、窓の内側からだけでなく、外側からの景色も楽しめます。
撮影する際は、多くの人が待っていることを忘れず、譲り合いの精神を持つことが大切です。静かに、その空間が持つ意味を感じながら眺める時間も持ちましょう。
6-4. 紫陽花を綺麗に撮るためのカメラ設定とコツ
- マクロレンズ/望遠レンズ: 特定の花をアップで撮ったり、背景をぼかして主役を引き立てたりするのに有効です。
- 露出補正: 曇りや雨の日は暗くなりがちなので、少し明るめ(プラス補正)に設定すると、紫陽花の鮮やかさが出やすくなります。
- ホワイトバランス: 「曇天」や「日陰」モードにすると、青色がより印象的に写ることがあります。オートで撮ってみて、好みの色でなければ調整してみましょう。
- アングル: 下から見上げたり、真上から撮ったり、様々な角度から試してみると、面白い写真が撮れます。
- 雨粒を活かす: 雨の日は、花びらについた水滴にピントを合わせると、瑞々しく幻想的な写真になります。
6-5. 持っていくと便利!紫陽花散策の持ち物リスト
- 歩きやすい靴: 必須です。石段や坂道が多いので、スニーカーなどがおすすめです。
- 雨具: 梅雨時期なので、折りたたみ傘やレインコートは必ず持っていきましょう。雨の日は両手が空くレインコートが便利です。
- 飲み物: 境内や周辺には自動販売機もありますが、混雑時は買うのも一苦労。水筒などを持参すると安心です。
- 虫除けスプレー: 自然豊かな場所なので、蚊などの虫がいることがあります。
- タオル・ハンカチ: 雨や汗を拭くのに役立ちます。
- カメラ: 思い出を残すために。
- 現金: 拝観料や御朱印、お守りなどは現金のみの場合が多いです。
- 小さなゴミ袋: ゴミは持ち帰りましょう。
- (混雑時)暇つぶしグッズ: もし長い列に並ぶことになった場合、本や音楽プレーヤーがあると役立つかもしれません。
7. 明月院周辺のおすすめランチ&カフェ
紫陽花散策を楽しんだ後は、北鎌倉の落ち着いた雰囲気の中で、美味しいランチやカフェタイムはいかがでしょうか。明月院周辺のおすすめスポットをご紹介します。
7-1. 北鎌倉駅周辺で味わう!古民家ランチ3選
北鎌倉エリアには、歴史ある建物をリノベーションした素敵な古民家レストランやカフェが点在しています。
- 茶寮 円(さりょう えん): 円覚寺のすぐそばにある、風情あふれる古民家カフェ。鎌倉野菜を使ったランチや、こだわりの和スイーツが楽しめます。落ち着いた空間で、散策の疲れを癒せます。https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140401/14000231/
- 北鎌倉 侘助(きたかまくら わびすけ): 隠れ家的な雰囲気を持つお店。旬の食材を活かした丁寧な和食コースが人気です。少し贅沢なランチを楽しみたい方におすすめです。https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14001676/
- 狸穴 Cafe(まみあな): 北鎌倉駅から少し歩いたところにある、人気のカフェ。カレーが美味しい。https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140401/14054967/
7-2. 紫陽花散策の休憩にぴったり!おしゃれなカフェ
ランチだけでなく、ちょっと一息つきたい時に立ち寄りたいカフェも充実しています。
- 喫茶ミンカ: レトロな雰囲気が漂う、こちらも人気の古民家カフェ。自家製プリンや丁寧に淹れられたコーヒーが評判です。のんびりとした時間が流れる空間です。https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140401/14031654/
- Verve Coffee Roasters Kitakamakura(ヴァーヴ コーヒー ロースターズ): カリフォルニア発のスペシャルティコーヒーショップ。おしゃれな空間で、本格的なコーヒーを味わえます。テイクアウトして、散策のお供にするのも良いでしょう。https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140401/14079715/
- 石かわ珈琲: こだわりの自家焙煎コーヒーが楽しめるお店。静かな空間で、コーヒーの香りに包まれながらリラックスできます。https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140401/14031270/
7-3. 鎌倉野菜を使ったヘルシーランチ
鎌倉といえば、新鮮で色鮮やかな「鎌倉野菜」が有名です。北鎌倉周辺でも、鎌倉野菜をふんだんに使ったヘルシーで美味しいランチを提供するお店があります。季節の恵みを味わうランチは、旅の良い思い出になるでしょう。上記で紹介したお店以外にも、探してみると素敵な出会いがあるかもしれません。
ポアジェ 地元野菜を使ったビストロ https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14048268/
7-4. ちょっと足を延ばして鎌倉駅周辺のグルメも
もし時間に余裕があれば、一駅移動して鎌倉駅周辺まで足を延ばすのも良いでしょう。鎌倉駅周辺は、小町通りを中心に、さらに多くのお店が集まっています。しらす丼などの海鮮グルメから、おしゃれなイタリアン、カフェまで、選択肢は無限大です。
8. 明月院と合わせて巡りたい!北鎌倉・鎌倉の観光スポット
せっかく北鎌倉まで来たのなら、明月院だけでなく、周辺の魅力的なお寺やスポットにも立ち寄ってみませんか?
8-1. 禅寺の風格を感じる「円覚寺」
北鎌倉駅の目の前にあるのが、鎌倉五山の第二位に数えられる「円覚寺」です。広大な境内には、国宝である舎利殿(しゃりでん)をはじめ、多くの歴史的建造物が点在しています。緑豊かな境内は散策するだけでも心地よく、禅宗の厳かな雰囲気を味わうことができます。明月院とはまた違った、雄大なスケール感を持つお寺です。
8-2. 鎌倉五山の第一位「建長寺」
北鎌倉駅から鎌倉駅方面へ15分ほど歩くと、鎌倉五山の第一位である「建長寺」に到着します。日本で最初の本格的な禅宗専門道場であり、その威厳ある佇まいには圧倒されます。総門、三門、仏殿、法堂などが一直線に並ぶ伽藍配置は、禅宗様式の典型です。半僧坊(はんそうぼう)まで登ると、鎌倉の街並みや相模湾を一望できます。
8-3. 竹林が美しい「報国寺」
鎌倉駅まで出て、バスやタクシーを利用すれば、「報国寺」へもアクセスできます。「竹の寺」として知られ、本堂裏に広がる見事な孟宗竹の庭園は必見です。竹林の中にある茶席で抹茶をいただけば、非日常的な時間を過ごせるでしょう。明月院とはまた違った、静かで幻想的な竹林の美しさを体験できます。
8-4. 北鎌倉から鎌倉へのおすすめ散策コース
体力に自信があれば、北鎌倉駅から明月院、建長寺を巡り、さらに足を延ばして鶴岡八幡宮を経由し、鎌倉駅まで歩く散策コースもおすすめです。約半日~1日かけて、鎌倉の主要な歴史的スポットを巡ることができます。途中にはおしゃれなカフェやお店もたくさんあるので、休憩を挟みながらゆっくりと散策を楽しんでみてください。
口コミ・写真
まとめ:明月院の紫陽花で、心癒される初夏の鎌倉旅を
今回は、鎌倉の「あじさい寺」明月院について、2025年の見頃や混雑情報、アクセス、楽しみ方などを詳しくご紹介しました。
境内を埋め尽くす「明月院ブルー」の紫陽花は、一度は見ておきたい絶景です。混雑は避けられないかもしれませんが、事前にしっかりと計画を立て、時間帯や曜日を工夫することで、きっと素晴らしい体験ができるはずです。
雨に濡れて輝く紫陽花も、晴れた日の爽やかな紫陽花も、どちらも魅力的。ぜひ、カメラと歩きやすい靴を用意して、初夏の鎌倉へ、心癒される紫陽花探しの旅に出かけてみませんか。この記事が、あなたの素敵な鎌倉旅の参考になれば幸いです。
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