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夏の青空に向かって、力いっぱい咲き誇るひまわり。群馬県沼田市にある「たんばらラベンダーパーク」では、ラベンダーだけでなく、夏後半の主役として見事なひまわり畑が登場します。
「ひまわりの見頃はいつ?」「ラベンダーも一緒に見られるの?」「標高が高いけど、どんな準備が必要?」
この記事では、そんなあなたの疑問にすべてお答えします。アクセス方法や混雑回避のコツ、経験者だからこそ知っている服装や持ち物のポイントまで、たんばらのひまわり畑を120%楽しむための情報を凝縮しました。ぜひ、お出かけの計画にお役立てください。
2025年のたんばらラベンダーパークにおけるひまわりの見頃は、例年の傾向から8月中旬から9月上旬にかけてと予想されます。標高1,300mの冷涼な気候のため、平地のひまわりよりも少し遅れて満開を迎えるのが特徴でしょう。
特に、お盆を過ぎた8月20日前後からが見頃のピークになることが多いです。ただし、天候によって開花時期は変動するため、お出かけ前には必ず公式サイトの開花情報を確認することをおすすめします。
多くの方が気になる「ラベンダーとひまわりの競演」。結論から言うと、両方が満開のピークを迎える時期に訪れるのは難しいです。ラベンダーの見頃は7月中旬から8月上旬、一方ひまわりは8月中旬以降が見頃となります。
もし、少しでも両方を楽しみたいという場合は、8月中旬を狙うのが良いでしょう。早咲きのひまわりと、遅咲き品種のラベンダー「おかむらさき」の終盤を同時に見られる可能性があります。ひまわりをメインに、ラベンダーの香りの余韻も楽しむ、といった心づもりで訪れると満足度が高まりますよ。
たんばらのひまわり畑では、主に「ハイブリッドサンフラワー」という品種が栽培されています。この品種は、背が高くなりすぎず、人の目線の高さで大きな花を咲かせるため、写真撮影に非常に適しているのです。
一面が黄色い絨毯のように広がる光景は圧巻の一言。子供から大人まで、誰もが元気をもらえる景色が広がっています。
2025年の夏の営業期間は、例年通りであれば7月上旬から8月下旬までとなる見込みです。ひまわりが見頃となる期間もこの中に含まれます。
朝一番の澄んだ空気の中で見るひまわりは格別です。可能であれば開園直後の時間帯を狙ってみてください。
入園料は、花の開花状況によって変動する可能性がありますが、ハイシーズン(見頃)の料金は以下の通りです。
少しでもお得に楽しみたい方は、公式サイトで販売されるWeb前売り電子チケットのチェックが欠かせません。事前に購入することで、100円~200円程度の割引が適用されることが多いです。また、JAF会員証の提示や、コンビニ端末、各種レジャーチケットサイト(アソビュー!など)で割引券が提供されることもあるため、事前に確認しておきましょう。
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たんばらラベンダーパークの最大の魅力は、なんといってもそのスケール感にあります。スキー場のゲレンデを利用した広大な敷地に、約5万本ものひまわりが一斉に咲き誇る様子は、まさに絶景です。
ただ広いだけでなく、ゲレンデの緩やかな斜面が立体感を生み出し、どこから見ても絵になる風景を作り出しています。
標高1,300mに位置するため、地上よりも空気が澄んでおり、夏の日差しを浴びて輝くひまわりの黄色と、突き抜けるような青空のコントラストが際立ちます。
湿度が低く爽やかな風が吹く中で、深呼吸をしながらこの景色を眺める時間は、最高の癒やしになること間違いありません。
園内には思わず写真を撮りたくなるスポットが満載です。
たんばらならではの楽しみ方が、夏でも運行している観光リフトです。リフトに乗ってゆっくりと上っていくと、眼下に広がるひまわり畑を空中から一望できます。
歩いて見るのとは全く違う視点からの景色は、新鮮な感動を与えてくれるでしょう。特に、リフトの終点付近から見下ろす景色は、パーク全体を見渡せるため必見の価値があります。
車でのアクセスが最も一般的で便利な方法です。
パークには広大な駐車場が完備されています。
十分な台数が確保されていますが、見頃のピークを迎える土日やお盆期間は、お昼前に満車に近くなることもあります。駐車場の入口から遠い場所に停めることになるとかなり歩くため、混雑が予想される日は開園時間に合わせて到着するのが賢明です。
公共交通機関を利用する場合は、JR沼田駅が起点となります。
運転が不安な方や、手軽に訪れたい方には、首都圏の主要駅(新宿、東京など)から出発する日帰りバスツアーが非常におすすめです。
入園料込みで、乗り換えの心配もなくパークまで直行できる手軽さが魅力。周辺の観光地(果物狩りや吹割の滝など)とセットになっているプランも多く、一日を効率よく満喫できます。
ゆっくりと鑑賞や写真撮影を楽しみたいなら、平日に訪れるのが最も確実です。もし週末しか行けない場合は、以下の時間帯を狙うと比較的スムーズに過ごせます。
標高が高くても夏の日差しは強烈です。以下の持ち物を準備して、快適に過ごしましょう。
園内は広く、未舗装の道や坂道も多いです。ファッション性よりも機能性を重視した服装を選びましょう。
お子様連れでも安心して楽しめる設備が整っています。センターハウス内には、授乳室やおむつ替え台が設置されたベビールームがあります。
ただし、ベビーカーでの移動は砂利道や坂道で大変な場面も。抱っこ紐を併用するなど、対策をしておくとよりスムーズに園内を散策できます。「そり遊び」や「トランポリン」など、子供が喜ぶアクティビティも用意されています。
たんばらラベンダーパークは、愛犬家にとって嬉しいペット同伴OKの施設です。
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センターハウス内にあるレストランでは、窓からゲレンデの景色を眺めながら食事を楽しめます。群馬県産の食材を使ったメニューが人気です。
「上州麦豚」を使った生姜焼き丼やソースカツ丼など、地元の味を堪能してみてはいかがでしょうか。窓際の席は人気なので、少し時間をずらして利用するのがおすすめです。
たんばらに来たら、これを食べずには帰れません。名物の「ラベンダーソフトクリーム」は、爽やかなラベンダーの香りが口いっぱいに広がる、上品な味わいです。
ひまわり畑の黄色を背景に、美しい薄紫色のソフトクリームを撮影するのも楽しみの一つ。見た目も味も、旅の良い思い出になります。
レストランの混雑を避けたい場合や、もっと気軽に食事をしたい場合は、テイクアウトメニューの利用がおすすめです。軽食やドリンクをテイクアウトし、園内に設置されているベンチや芝生エリアで、ひまわりを眺めながらピクニック気分でランチするのも最高の贅沢です。
パークで楽しんだ後は、温泉で汗を流してリフレッシュするのがおすすめです。沼田・みなかみエリアには名湯が点在しています。
関越道・沼田ICの近くには、人気の立ち寄りスポットがあります。
もう少し足を延せば、ダイナミックな自然を満喫できるスポットもあります。
たんばらラベンダーパークのひまわり畑は、ただ花を見るだけでなく、高原の爽やかな空気、美味しいグルメ、そして楽しいアクティビティまで、一日中満喫できる魅力にあふれた場所です。
今回ご紹介した情報を参考に、しっかりと準備をして訪れれば、きっと最高の夏の思い出が作れるはずです。見頃の時期を狙って、ぜひ足を運んでみてください。