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東京都あきる野市にある「東京サマーランド」。その隣接エリアに、愛犬と一緒に豊かな自然を満喫できる「わんダフルネイチャーヴィレッジ」があるのをご存知でしたか?
ここでは、毎年梅雨の時期になると、関東最大級ともいわれる壮大な「あじさいまつり」が開催されます。この記事では、確定した2025年の開催情報はもちろん、愛犬とあじさいまつりを最大限に楽しむためのアクセス方法、見どころ、注意点などを、経験者の視点も交えながら徹底的に解説していきましょう。
まずは、イベントの概要から押さえておきましょう。
2025年の「あじさいまつり」の開催情報が発表されました!
※天候や開花状況により変更される可能性があります。お出かけ前に必ず公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
わんダフルネイチャーヴィレッジの「あじさいまつり」最大の見どころは、なんといってもそのスケール感にあります。秋川丘陵の自然を生かした約3万㎡もの広大な「あじさいエリア」に、約60品種、およそ15,000株ものあじさいが咲き誇ります。
特に有名なのが、純白のあじさい「アナベル」が山の斜面を埋め尽くす「アナベルの雪山」です。その光景はまさに圧巻で、まるで雪山のような幻想的な風景が広がります。様々な品種が織りなす色彩豊かなグラデーションや、自然の地形を生かしたダイナミックな景観は、他ではなかなか味わえない魅力と言えるでしょう。
わんダフルネイチャーヴィレッジは、「愛犬と自然を満喫できる」ことをコンセプトにしたアウトドア複合施設です。敷地内には、あじさいが咲く「あじさい園」のほかにも、広大なドッグラン、愛犬と一緒に楽しめるドッグプール(夏季限定)、オートキャンプ場、ハイキングコース、レストランなどが備わっています。
あじさいまつりの期間中は、あじさい鑑賞だけでなく、これらの施設を利用して一日中愛犬とアクティブに過ごすことが可能です。
はい、本当です!わんダフルネイチャーヴィレッジは、その名の通り「わんちゃんウェルカム」な施設。あじさい園も、リードを着用していれば愛犬と一緒に入園し、散策を楽しむことができます。
愛犬家にとっては、美しいあじさいを背景に愛犬の写真を撮ったり、一緒に自然の中を歩いたりできる、夢のような場所なのです。ただし、犬連れならではのルールやマナーがあるので、後ほど詳しく解説しますね。
梅雨の時期に開催されるあじさいまつり。「雨の日はどうなの?」と心配される方もいるかもしれません。しかし、あじさいは雨に濡れると一層生き生きと輝きを増し、晴れた日とはまた違った幻想的な美しさを見せてくれます。
雨露に濡れた花びらは宝石のようにきらめき、緑は深みを増します。霧がかかれば、さらに幻想的な雰囲気に。もちろん、足元が悪くなるので、滑りにくい靴やレインウェア、愛犬用のレインコートなどの準備は必要ですが、雨の日ならではの風情を楽しむのも乙なものですよ。
次に、気になるアクセス方法と料金について詳しく見ていきましょう。
都心からのアクセスも良く、車での来園が便利です。
【経験談】混雑時の注意点: あじさいの見頃を迎える週末は、駐車場や周辺道路が大変混雑します。特に午前9時の開園時間前後は入庫待ちの列ができることも。少し早めに到着するか、午後遅めの時間を狙うのがおすすめです。圏央道「あきる野IC」出口が近いですが、混雑時は手前の「日の出IC」で降りて一般道を利用するルートも検討しましょう。
電車とバスを利用する場合は、JR五日市線「秋川駅」が最寄りとなります。
https://www.nisitokyobus.co.jp/
2025年の入園料は以下の通りです。
なんと、2025年は小学生のお子様の入園料が無料となっています!ご家族でのお出かけが、よりしやすくなりましたね。
また、近隣の「南沢あじさい山」との「南沢あじさい共通券(1,000円)」も販売されるようです。両方のあじさいを楽しみたい方には、こちらがお得かもしれません。詳細は公式サイトをご確認ください。
例年、特定のウェブサイトやコンビニエンスストアで割引チケットが販売されることがあります。また、JAF会員割引などが適用される場合も。お出かけ前に、公式サイトの「お得な情報」や、各種チケット販売サイトをチェックしてみると良いでしょう。
前売り券は必須ではありませんが、週末など混雑が予想される日は、チケット購入の列に並ばずに済むため、事前に購入しておくとスムーズに入園できます。
わんダフルネイチャーヴィレッジは東京サマーランドに隣接していますが、別の施設という位置づけです。そのため、入園料も別々に設定されています。サマーランドのフリーパスではわんダフルネイチャーヴィレッジには入れませんし、逆も同様です。両方を楽しみたい場合は、それぞれのチケットが必要となるので注意しましょう。
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せっかく行くなら、あじさいの見どころを余すことなく楽しみたいですよね。おすすめのスポットや鑑賞ルートをご紹介します。
ここの魅力は、種類の豊富さにもあります。定番のホンアジサイやガクアジサイはもちろん、カシワバアジサイ、ヤマアジサイ、そして北米原産のアナベルなど、約60種ものあじさいが植えられています。
それぞれの開花時期が少しずつずれるため、期間中いつ訪れても様々な表情のあじさいを楽しむことが可能です。園内には品種名を紹介するプレートも設置されているので、お気に入りのあじさいを見つけてみるのも楽しいですよ。
一番の見どころは、やはり「アナベルの雪山」。山の斜面一帯が純白のアナベルで埋め尽くされる光景は、息をのむほどの美しさです。例年、見頃は6月下旬から7月上旬頃。
【重要】あじさいエリアの注意点: あじさいエリアの中心は、山に続くハイキングコースに沿って広がっています。そのため、急な坂道やつづら折りの山道が多くなっています。必ず歩きやすいスニーカーなどでお越しください。ヒールやサンダルは非常に危険です。 また、車いすをご利用の方や、足腰に自信のない方は、散策路のすべてを回るのが難しい場合があります。無理のない範囲でお楽しみいただくか、事前に施設へ相談されることをおすすめします。
おすすめ鑑賞ルート:
全体をゆっくり回ると1時間~1時間半ほどかかります。歩きやすい靴は必須です。
先述の通り、雨の日のあじさいは格別です。特に「アナベルの雪山」は、雨に濡れると白さが際立ち、より幻想的な雰囲気を醸し出します。
雨の日は人も少なくなる傾向があるので、ゆっくりと静かに鑑賞したい方には狙い目かもしれません。ただし、斜面は滑りやすくなるため、足元には十分注意してください。傘を差しながらの散策は、他の方への配慮も忘れずに。
愛犬との記念撮影は欠かせませんよね。おすすめのフォトスポットはこちらです。
【撮影のコツ】
美しいあじさいを守り、皆が気持ちよく過ごすために、以下の点に注意しましょう。
愛犬と楽しむためには、事前の準備とルール確認が不可欠です。
わんダフルネイチャーヴィレッジでは、すべての利用者が快適に過ごせるよう、犬連れに関するルールが定められています。
https://www.wnv.tokyo/information
あじさい園の他にも、愛犬が思い切り走り回れるドッグランがあります。全犬種エリア、小型犬エリア、屋根付きエリアなど、様々なタイプのドッグランが整備されているのは嬉しいポイントです。
夏季(例年7月頃~)にはドッグプールもオープンします。あじさい鑑賞の後に、水遊びを楽しむのも良いですね。利用には別途料金がかかる場合や、利用条件がある場合があるので、こちらも公式サイトで確認しましょう。
園内には、愛犬と一緒に食事ができるレストランがあります。テラス席だけでなく、店内の一部も同伴可能な場合が多いですが、席数に限りがあるため、特に週末は混雑することがあります。
メニューは、人間用の食事はもちろん、愛犬用のメニューを用意していることも。自然の中で愛犬とランチタイムを過ごせるのは、大きな魅力です。
愛犬とのお出かけを快適にするために、以下の持ち物リストを参考にしてください。
初めてこのような施設を訪れる際は、飼い主さんも愛犬も少し緊張するかもしれません。
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せっかくなら、人混みを避けて快適に過ごしたいものです。混雑状況と対策を把握しておきましょう。
あじさいの見頃を迎える6月中旬から7月上旬の土日祝は、非常に混雑します。駐車場は開園前から満車近くになることもあり、園内の通路、特に「アナベルの雪山」周辺は人が多くて歩きにくい時間帯もあります。レストランも昼時は行列必至です。
【経験談】 平日の午後、少し天気がぐずついている日などは、ゆったりと自分のペースであじさいを鑑賞できる可能性が高いです。
わんダフルネイチャーヴィレッジとその周辺には、他にも楽しめるスポットがあります。
前述のドッグランやドッグプールのほか、ハイキングコースもおすすめです。高低差のある本格的なコースから、気軽にお散歩できるコースまであります。展望台からは素晴らしい景色を望むことができ、愛犬との良い運動になります。オートキャンプ場もあるので、泊まりがけで楽しむのも良いですね。
園内のレストランも良いですが、周辺にも魅力的な飲食店があります。
せっかくあきる野市まで来たなら、周辺観光も楽しみたいところです。
東京サマーランド「わんダフルネイチャーヴィレッジ あじさいまつり」は、関東最大級のあじさいの絶景と、愛犬との楽しい時間を同時に満喫できる、他に類を見ない素晴らしいイベントです。
アナベルの雪山の感動、色とりどりのあじさいとの出会い、そして愛犬が嬉しそうに駆け回る姿は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
この記事でご紹介した情報を参考に、しっかりと準備をして、2025年のあじさいまつりを存分に楽しんでくださいね!最新情報は、必ず公式サイトで確認することをお忘れなく。