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甲府盆地に春を告げる「不老園(ふろうえん)」の梅まつり。2026年もいよいよシーズン到来ですが、「今の開花状況は?」「週末の混雑はどのくらい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2026年の最新開園スケジュールから、見頃を逃さないためのチェック方法、現地取材に基づく混雑回避テクニックまでを徹底解説します。
さらに、坂道の多い園内を快適に歩くための服装の注意点や、観賞後に立ち寄りたい絶品ランチ情報も網羅しました。富士山と梅が織りなす絶景を心ゆくまで楽しむために、お出かけ前の予習としてぜひご活用ください。
甲府盆地に春の訪れを告げる場所として親しまれている不老園。2026年の梅まつりシーズンがいよいよ到来します。毎年楽しみにされている方も、初めての方も、まずは今年の日程をしっかりと押さえておきましょう。
2026年の不老園は、2月1日(日)から3月下旬までの開園が予定されています。営業時間は午前9時から午後4時まで(最終入園は午後3時半頃まで)となるのが通例です。
ただし、その年の気候によって開花状況が大きく変動するため、閉園時期は梅の散り具合に合わせて調整されます。3月中旬以降に訪問を計画されている場合は、事前に公式サイトで終了日を確認することをお勧めします。入園料は大人(中学生以上)500円、小学生200円となっており、未就学児は無料です。
不老園には約20種類、2,000本以上の梅が植えられており、品種によって見頃が異なります。一度にすべてが満開になるわけではないため、時期を変えて二度三度と楽しむ「通」なファンも少なくありません。
「行ったけれどまだ蕾だった」という失敗を防ぐために最も確実なのは、公式の情報を参照することです。不老園の公式サイトでは、シーズン中「開花情報」が頻繁に更新されます。
また、現地の様子をよりリアルタイムで知りたい場合は、X(旧Twitter)やInstagramで「不老園」と検索し、”最新”タブで一般の方の投稿画像を確認するのもプロのテクニック。公式発表の「◯分咲き」という言葉だけでなく、実際の写真で咲き具合を確認すれば、ベストな訪問日が決めやすくなるはずです。
不老園は単なる梅林ではなく、山そのものを活かした庭園です。平地の公園とは一味違う、起伏に富んだ地形ならではの楽しみ方をご紹介します。
園内の遊歩道を登りきった先にある展望台付近は、絶対に外せない撮影スポットです。晴れた日には、眼下に広がる甲府盆地の街並みと、その奥にそびえる雪化粧をした富士山、そして手前に咲き誇る梅の花という「三重奏」を写真に収めることができます。
特に午前中の早い時間は空気が澄んでおり、富士山がくっきりと見える確率が高まります。逆光になりにくい順光の時間帯を狙うなら、午前中から正午にかけてがベストショットを撮るチャンスでしょう。
園内を散策する際は、木にかかっている名札にも注目してください。「臥竜梅(がりゅうばい)」のように幹が龍のごとく地を這う珍しい品種など、30種類以上の梅が競演しています。
中でも見逃せないのが「夫婦梅(めおとうめ)」です。これは一つの花から二つの実がなる非常に珍しい品種で、夫婦円満や子宝の象徴とされています。園内には学問の神様を祀る「梅天神」も鎮座しており、合格祈願に訪れる受験生の姿も多く見られます。梅の美しさを愛でるだけでなく、パワースポットとしての一面も楽しんでみてはいかがでしょうか。
大人の足でさらりと一周するだけであれば、約40分から1時間程度が目安です。しかし、写真を撮ったり、売店で休憩したりすることを考えると、1時間半から2時間は見ておいたほうが良いでしょう。
おすすめのルートは、入り口から「Z字型」に整備された遊歩道をゆっくり登り、中腹の売店で一息ついてから頂上の展望台へ向かうコース。帰りは別のルートを通って下ることで、行きとは違った角度から梅林を見渡すことができます。
シーズン中の週末は周辺道路が大変混雑します。スムーズに到着するために、事前の交通計画が欠かせません。
不老園には専用の無料駐車場がありますが、収容台数には限りがあります。梅の見頃となる2月下旬の週末などは、開園直後に満車になることも珍しくありません。
もし専用駐車場が満車の場合、係員の誘導に従うことになりますが、待機列が国道(青梅街道)まで伸びて渋滞の原因になることも。私が取材した経験では、近隣にコインパーキングが少ないエリアのため、車で向かうなら「開園前の到着」を目指すのが最も確実なストレス回避策です。
公共交通機関を利用する場合、最寄り駅はJR中央線の「酒折(さかおり)駅」です。ここから徒歩約7分とアクセスは抜群。駅を出て地下道をくぐり、案内看板に従って歩けば迷うことはありません。
特急「かいじ」などが停車する主要駅「甲府駅」から向かう場合は、北口からタクシーを利用するのが便利です(所要時間約10分)。バスもありますが本数が限られるため、電車で酒折駅まで移動してしまったほうが、結果的に早く到着できるケースが多いでしょう。
最も混雑するのは、土日祝日の午前11時から午後2時頃です。この時間帯は駐車場待ちのリスクが高く、園内の遊歩道も人で溢れかえります。
狙い目は「朝9時の開園直後」か、団体客が帰り始める「午後3時以降」です。特に朝一番は、まだ人が少ない静寂の中で梅の香りを独り占めできる贅沢な時間を過ごせます。また、西日が差し込む夕方も、花びらが透けて幻想的な雰囲気になりますよ。
「公園に行く」という軽い感覚で訪れると、少し後悔するかもしれません。不老園は山の斜面に造られているため、ちょっとしたハイキングに行く心構えが必要です。
園内の通路は整備されていますが、そのほとんどが土の地面であり、急な坂道や階段が続きます。前日に雨や雪が降った場合、地面がぬかるんで滑りやすくなっていることもあります。
そのため、ヒールのある靴やサンダルは厳禁です。履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズを選びましょう。砂埃で靴が汚れる可能性もあるので、お気に入りの白い靴などは避けたほうが無難です。
残念ながら、地形の特性上、車椅子やベビーカーでの散策は非常に困難です。急勾配に加え、路面が砂利や土であるため、タイヤを取られてしまいます。
小さなお子様連れの場合は、ベビーカーを受付で預かってもらい、抱っこ紐で入園することをお勧めします。足の不自由な方と一緒に行かれる場合は、入り口付近の平坦なエリアで梅を楽しむか、事前に園へ相談してみると良いでしょう。
不老園は、リードを着用すればペットとの同伴入園が可能です。梅の花を背景に愛犬の写真を撮ることができるため、ドッグオーナーにも人気のスポットとなっています。
ただし、通路が狭い場所ですれ違うことも多いため、リードは短く持ち、他のお客様への配慮を忘れないようにしましょう。もちろん、排泄物の処理など基本的なマナーを守ることが、今後もペット同伴可を継続してもらうための条件です。
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梅鑑賞の後は、甲府ならではのグルメや周辺観光で旅を締めくくりましょう。
ランチの前に、まずは園内中腹にある売店や長屋休憩所で小腹を満たすのが不老園の醍醐味です。
ここで販売されている「おでん」と「甘酒」は、冷えた体に染み渡る美味しさ。花見だんごを片手に縁台に座り、梅の花を見上げながら過ごす時間は格別です。人気のため、混雑時には売り切れてしまうこともあるのでご注意ください。
しっかりとした食事を摂るなら、甲府駅周辺や国道沿いへ出るのがおすすめです。山梨県を代表する郷土料理「ほうとう」の名店『小作』や、B-1グランプリで有名になった「甲府鳥もつ煮」を提供する蕎麦屋『奥藤本店』などが車で10〜15分圏内に点在しています。
週末のランチタイムは行列必至ですので、不老園を早めに切り上げて11時台にお店に向かうか、予約可能な店舗を探しておくとスムーズです。
不老園から車で5分ほどの場所には、武田信玄公ゆかりの「甲斐善光寺」があります。重要文化財に指定されている山門や金堂は圧巻のスケールで、手を叩くと音が共鳴する「鳴き龍」体験も人気です。
また、隣接する笛吹市や勝沼エリアまで足を伸ばせば、多くのワイナリーがあります。春の訪れを感じながら、山梨ワインのテイスティングやお土産探しを楽しむのも素敵なプランです。
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2026年の不老園は、例年通り美しい梅の景色と香りで私たちを迎えてくれるはずです。ただし、地形を生かした庭園だからこそ、歩きやすい靴での来園や、混雑を避けたスケジュール調整が満足度を高める鍵となります。
この記事を参考に準備を整え、富士山と梅が織りなす甲府ならではの絶景をぜひ満喫してきてください。最新情報は必ず公式サイトでもチェックをお忘れなく!