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甲斐市の隠れた名所「敷島梅の里」。1,200本以上の梅と南アルプスが織りなす絶景は、春の訪れを感じるのに最適なスポットです。「2026年の梅まつりはいつ?」「無料で楽しめるって本当?」そんな疑問にお答えすべく、最新情報をまとめました。
この記事では、例年の見頃データに基づく2026年の開花予想から、週末の混雑を避けるための駐車場攻略法、現地で味わいたい屋台グルメまでを完全ガイド。少し難易度の高いバスでのアクセス方法や、昇仙峡とセットで楽しむモデルコースも提案します。広大な里山でのんびりと梅見を楽しむための準備を、ここから始めましょう。
甲斐市の春の風物詩といえば「敷島梅の里」。2026年も1月下旬を迎え、そろそろ梅の便りが気になる季節となりました。広大な斜面に広がる梅林へ出かける前に、まずは今年の日程と最新情報を押さえておきましょう。
例年、梅の見頃に合わせて開催される「敷島梅の里梅まつり」。2026年は、開花状況にもよりますが、2月下旬の日曜日(例:2月22日頃)を中心とした開催が見込まれます。
お祭りのメインイベント当日は、地元の太鼓演奏や琴の演奏がステージで行われ、非常に賑わいます。また、過去には紅白餅の配布や、地元特産品の即売会が行われた実績もあり、地域密着型の温かい雰囲気が特徴です。正確な日程は開催の約1ヶ月前に甲斐市観光協会から発表されますので、2月に入ったら必ず公式サイトをチェックすることをお勧めします。
敷島梅の里は標高が少し高い場所に位置しているため、平地の梅林よりも開花が数日遅れる傾向にあります。例年の見頃は2月下旬から3月中旬にかけてです。
2026年1月24日現在は、まだ蕾が固い状態か、早咲きの紅梅がほころび始めた程度でしょう。暖冬の年は2月中旬には見頃を迎えることもありますが、寒さが続くと3月に入ってから満開になることも珍しくありません。焦って行くと「枝ばかりだった」ということもあり得るため、現地のライブカメラやSNSで「敷島梅の里」と検索し、ピンク色の染まり具合を確認してから出発するのが確実です。
ここが敷島梅の里の最大の魅力といっても過言ではありません。これだけの規模を誇る梅林でありながら、入園料は無料です。
また、公園として開放されているため、明確な「開園・閉園時間」というゲートもありません。早朝の散歩に利用することも可能ですし、時間を気にせずゆっくりと滞在できます。ただし、管理事務所や売店などが稼働しているのは、通常午前9時頃から午後4時頃までとなるため、御朱印やお土産を目当てにする場合は日中の訪問が良いでしょう。
有料の庭園のように整然と剪定された梅も素敵ですが、ここの魅力は「自然の地形を活かしたダイナミックな景観」にあります。写真好きにはたまらないポイントをご紹介します。
園内には約1,200本の梅が植栽されており、遊歩道を登りつめた展望エリアからの眺めは圧巻です。南向きの斜面からは、眼下に甲府盆地、その向こうに富士山、そして西側には南アルプスの甲斐駒ヶ岳を望むことができます。
特に、「残雪の南アルプス」と「鮮やかな紅梅」のコントラストは、この場所でしか撮れない一枚です。空気が澄んでいる午前中の早い時間帯を狙えば、山々がくっきりと浮かび上がり、SNS映え間違いなしの絶景に出会えるはずです。
遠くから見ると山全体がピンク色に見えますが、近づいてみると様々な品種があることに気づきます。濃いピンク色の「紅梅」、清楚な「白梅」、そして優雅に枝を垂らす「しだれ梅」がバランスよく配置されています。
私のおすすめは、遊歩道沿いに植えられたしだれ梅のトンネルです。目線の高さに花が来るため、梅の甘酸っぱい香りをダイレクトに感じることができます。また、足元にはオオイヌノフグリなどの野草も咲き始めており、春の訪れを五感で楽しめるのが里山公園の良さですね。
敷島梅の里では、基本的に大規模な夜間ライトアップは行われていません(過去に期間限定で実施された例はありますが、恒常的ではありません)。そのため、日が暮れると足元が暗くなり危険ですので、日没までの滞在を推奨します。
しかし、夕暮れ時は狙い目です。西に沈む夕日が梅林を照らし、甲府盆地の夜景がポツリポツリと輝き始める「マジックアワー」は非常に幻想的。ライトアップがなくとも、自然光の変化だけで十分にドラマチックな風景を楽しむことができます。
敷島梅の里は、アクセス方法によって難易度が大きく変わります。特に初めて訪れる方は、事前のシミュレーションが欠かせません。
園内には数カ所の無料駐車場があり、合計で約100台ほど駐車可能です。平日は問題なく停められますが、梅まつり開催日や見頃の週末は大変混雑します。
満車の場合は、少し離れた場所に臨時駐車場が設けられることがありますが、そこから会場までは坂道を歩くことになります。私が取材した際の体感ですが、午前10時を過ぎるとメインの駐車場は埋まり始めます。ストレスなく駐車したいのであれば、午前9時台の到着を目指すのが賢明です。
車がない場合、公共交通機関でのアクセスは少々ハードルが高いのが現実です。最寄りのバス停は「敷島営業所」ですが、そこから梅の里までは徒歩で約30分ほどかかり、しかもずっと上り坂が続きます。
体力に自信がある方以外は、JR甲府駅または竜王駅からタクシーを利用することをお勧めします。片道2,000円〜3,000円程度かかりますが、複数人で乗り合わせれば負担は減りますし、何より現地での散策体力を温存できます。バスを利用する場合は、敷島営業所からタクシーを呼ぶという手もありますが、台数が少ないエリアなので配車アプリ等の準備が必要です。
もっとも人が多いのは、やはり土日の午後1時から3時頃です。駐車場待ちの列が発生し、細い山道でのすれ違いに神経を使うことになります。
混雑を避けるなら、「平日の午前中」がベストですが、週末しか行けない場合は「朝一番(9時前)」または「夕方15時半以降」がおすすめです。特に夕方は帰る車が多いため、入れ替わりですんなりと駐車できる確率が高まります。
「行ってみたら何もなかった」「寒くて楽しめなかった」とならないよう、現地の設備事情をリアルにお伝えします。
梅まつりの期間中や週末には、地元の方々による屋台が出店されることがあります。ここでぜひ味わっていただきたいのが、地元のさつまいもを使った「焼き芋」です。
甘くてねっとりとした焼き芋は、肌寒い梅見の時期には最高のおやつ。人気のため行列ができることもありますが、並んででも食べる価値があります。その他、煮込みこんにゃくや甘酒などが販売されることもありますが、レストランのような本格的な食事処は園内にはありません。しっかり食事をしたい場合は、後述する周辺ランチを利用しましょう。
園内には公衆トイレが設置されていますが、数は多くありません。また、いわゆる「多目的トイレ」のような広々とした設備は限られているため、到着前にコンビニ等で済ませておくのが安心です。
休憩所として東屋(あずまや)が点在していますが、風を遮る壁はありません。2月〜3月の山の中腹は風が冷たいため、小さなお子様連れや高齢者の方は、防寒対策としてひざ掛けやカイロを持参すると快適に過ごせます。
敷島梅の里は、隣接する「矢木羽湖」の水辺とともに楽しむスポットです。湖畔の散策は気持ちが良いですが、未舗装の土の道や、急な階段が多くあります。
ヒールや革靴では足を痛める可能性が高く、また前日に雨が降ると地面がぬかるみやすい土質です。汚れても良いスニーカーや、トレッキングシューズで訪れるのが正解。動きやすい服装であれば、梅林の奥まで探検気分で楽しめますよ。
梅の里の滞在時間は1時間〜1時間半程度。せっかくなら、近隣の人気スポットと組み合わせて充実した一日を過ごしましょう。
敷島梅の里は、日本一の渓谷美と称される「昇仙峡」への入り口近くに位置しています。車であれば15分ほどでアクセス可能です。
梅を見た後に昇仙峡へ向かい、迫力ある「仙餓滝(せんがたき)」を見学したり、ロープウェイで山頂からの絶景を楽しんだりするコースは鉄板です。昇仙峡エリアならお土産屋さんや食事処も充実しているので、ランチ難民になる心配もありません。
冷えた体を温めるなら、信玄公の隠し湯とも言われる「湯村温泉」が車で10分圏内にあります。老舗旅館の日帰り入浴を利用して、ゆったりと疲れを癒やすのはいかがでしょうか。
また、少しマニアックな温泉がお好きなら、近隣の「山口温泉」もおすすめ。シュワシュワとした炭酸泉が楽しめる名湯で、地元の人に愛されている穴場スポットです。
敷島エリア周辺には、美味しいお蕎麦屋さんが点在しています。水が綺麗な地域なので、喉越しの良い手打ち蕎麦を楽しめます。
また、山梨に来たならやはり「ほうとう」は外せません。昇仙峡へ向かう道中には「ほうとう会館」などの専門店もありますし、甲斐市内には地元民が通う定食屋さんも多くあります。Googleマップで「現在地 ランチ」と検索し、評価の高い個人店に飛び込んでみるのも旅の醍醐味ですね。
お食事処 ぼんち https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19000147/
小作 竜王玉川店 https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19003489/
藤義 https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19001640/
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甲斐敷島梅の里は、豪華な庭園ではありませんが、南アルプスを望むロケーションと、里山ならではののどかな空気が最大の魅力です。
2026年の春は、少し早起きをして混雑を避け、焼き芋を片手に絶景の梅林を散策してみてはいかがでしょうか。無料かつ自由度の高いこの場所で、ご家族やご友人と一足早い春の訪れを全身で感じてください。