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与野公園のバラ園は、埼玉県さいたま市中央区に位置し、多くの人々を魅了する美しいスポットです。特にバラの開花シーズンには、色とりどりの花々が咲き誇り、訪れる人々の心を癒やしてくれるでしょう。
この記事では、与野公園バラ園の基本情報から、2025年の見頃、アクセス方法、園内の楽しみ方、さらには周辺のおすすめスポットまで、詳しくご紹介していきます。バラ園訪問を計画されている方は、ぜひ参考にしてください。
まずは、与野公園とそのバラ園がどのような場所なのか、基本的な情報を押さえておきましょう。
与野公園は、明治10年(1877年)に開設された、140年以上の歴史を持つ公園です。広々とした園内には、四季折々の自然が楽しめるほか、今回ご紹介するバラ園が特に有名です。 バラ園は、約5,800平方メートルの敷地に整備されており、その美しさから多くの写真愛好家や家族連れに親しまれています。長い歴史の中で、地域住民の手によって大切に育てられてきたバラが、訪れる人々を温かく迎えてくれます。
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与野公園のバラ園では、約200種、約3,000株ものバラが栽培されています(※さいたま市発表による)。モダンローズを中心に、つるバラやオールドローズなど、多種多様な品種を鑑賞することが可能です。 特に、アーチやフェンスに誘引されたつるバラは見事で、立体的な景観を作り出しています。ピンクと白の大輪が美しい「ピエール・ド・ロンサール」や、さいたま市ゆかりの品種「のぞみ」、埼玉中央青年会議所によって植栽された新品種「は〜とふるローズ」(レモンイエロー)なども見ることができます。 色や形、香りの違いを楽しみながら、お気に入りのバラを見つけるのも一興でしょう。
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与野公園自体は、常時開放されており、いつでも散策を楽しむことができます。早朝の静かな時間帯や、夕暮れ時の落ち着いた雰囲気の中での鑑賞もおすすめです。 ただし、後述する駐車場の利用時間には制限がありますのでご注意ください。
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与野公園およびバラ園への入園は無料です。これほど見事なバラ園を、気軽に無料で楽しめるのは大きな魅力と言えるでしょう。 ただし、園内でのイベント参加や、周辺施設利用時には別途料金が必要になる場合があります。
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広い園内を効率よく散策するために、園内マップを確認しておくと便利です。公式サイトからダウンロードできるほか、現地の案内板でも確認できます。 園内には、トイレが数カ所設置されています。バラ園の近くにもありますので、安心して散策ができますね。また、休憩用のベンチも各所に設けられています。自動販売機もありますが、種類は限られるため、飲み物は持参すると良いかもしれません。
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バラ園訪問の計画で最も気になるのが、やはり見頃の時期でしょう。
与野公園のバラが最も華やかに咲き誇るのは、春のシーズンです。例年、5月中旬から6月上旬頃が見頃となります。 この時期は、気候も良く、多くの品種が一斉に開花するため、バラ園全体が色と香りに包まれます。特にゴールデンウィーク明けから5月下旬にかけては、最高の状態を楽しめることが多いようです。
春ほどの華やかさはありませんが、秋にもバラは楽しめます。秋バラの見頃は、例年10月中旬から11月上旬頃です。 春に比べて花数は少なめですが、空気が澄んだ秋空の下で見るバラは、色が濃く、しっとりとした美しさがあります。落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと鑑賞したい方には、秋の訪問もおすすめです。
バラの開花状況は、その年の気候によって変動します。訪問前には、最新の情報を確認するのが確実です。 以下の方法でチェックすることをおすすめします。
春バラの見頃に合わせて、毎年「ばらまつり」が開催されます。 2025年は、5月10日(土)・11日(日)の10:00~16:00に開催される予定です(※雨天決行、一部イベント中止の場合あり)。 期間中は、バラ園ガイドツアー(無料・事前申込不要)をはじめ、中央広場でのステージイベント(踊り、演奏など)、模擬店、バザー、物品販売など、様々な催しが行われ、多くの人で賑わいます。 家族連れでも楽しめるイベントですので、ぜひ日程を合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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与野公園へのアクセス方法を、交通手段別にご案内します。
最も一般的なアクセス方法は、JR埼京線「与野本町駅」を利用することです。 西口から出て、徒歩で約15分ほどの距離にあります。駅からは案内表示も出ている場合が多いですが、事前に地図アプリなどでルートを確認しておくと安心でしょう。道中は比較的平坦ですが、念のため歩きやすい靴がおすすめです。
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バスを利用する場合は、JR「北浦和駅」西口や「さいたま新都心駅」西口などから、西武バスや国際興業バスの路線が出ています。「与野公園入口」や「与野本町駅」などのバス停で下車し、徒歩で向かうことになります。 利用する路線や時間帯によって所要時間が変わるため、事前にバス会社のウェブサイトなどで時刻表やルートをご確認ください。
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車でアクセスする場合、国道17号(新大宮バイパス)からのアクセスが便利です。「与野公園」の標識を目印に進みます。 公園には無料の駐車場が第1(47台、身障者用2台)と第2(6台、身障者用1台)の計53台分用意されています。 ただし、駐車場の利用時間は4月~10月は9:00~19:00、11月~3月は9:00~17:00と限られており、時間外は入出庫できません。 特にバラの見頃(4月下旬~6月上旬)や「ばらまつり」開催期間中は、駐車場が大変混雑し、満車になることが予想されます。周辺のコインパーキングも数が限られているため、公共交通機関の利用が強く推奨されています。
自転車やバイクで訪れる場合は、公園内に指定の駐輪スペースがあるか事前に確認するか、公園管理事務所に問い合わせると良いでしょう。歩行者の妨げにならないよう、マナーを守って駐輪してください。
与野公園バラ園を最大限に楽しむためのポイントをご紹介します。
美しいバラ園では、思わず写真を撮りたくなるはずです。特におすすめの撮影スポットをいくつかご紹介しましょう。
早朝の柔らかい光の中や、雨上がりのしっとりとした雰囲気も、また違った表情を見せてくれます。
園内は広く、見どころも多いため、事前に散策ルートを考えておくと効率的です。 まずはバラ園の中心部を巡り、その後、外周のフェンス沿いや、少し離れた場所にあるバラも見て回るのがおすすめです。見逃しがちなエリアにも、美しいバラが咲いていることがあります。 時間に余裕があれば、バラ園だけでなく、隣接する弁天池や天祖神社周辺なども散策に加えてみると、公園全体の魅力を感じられるでしょう。
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与野公園の魅力はバラだけではありません。
バラの時期以外にも楽しめる要素がたくさんあります。
バラの見頃、特に「ばらまつり」開催期間中の週末は、大変混雑します。駐車場はもちろん、園内の通路も人が多くなることを覚悟しておきましょう。 比較的空いている時間帯を狙うなら、平日の午前中、特に開園直後がおすすめです。ゆっくりとバラを鑑賞したり、写真を撮ったりしたい場合は、この時間帯を狙うのが良いかもしれません。 午後は徐々に人が増えてくる傾向があります。
バラ園散策を快適に楽しむために、以下の持ち物があると便利です。
バラ園を楽しんだ後は、周辺のスポットにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
与野公園の最寄り駅である「与野本町駅」周辺には、ランチやカフェを楽しめるお店が点在しています。
手打そば 中むら ボリューム満点田舎そば https://tabelog.com/saitama/A1101/A110101/11003493/
めんこいや コスパの高い定食屋さん https://tabelog.com/saitama/A1101/A110101/11057983/
キッチン サカナヤ コスパの高い洋食屋さん https://tabelog.com/saitama/A1101/A110101/11003355/
ホットペッパーグルメやRettyなどのグルメサイトで、「与野本町駅 ランチ」などと検索すると、多くのお店が見つかります。
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与野公園の近くには、他にも魅力的なスポットがあります。
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「ばらまつり」の期間中は、会場でバラの苗木や関連グッズ、地元の特産品などが販売されることがあります。 常設のお土産店は園内にはありませんが、与野本町駅周辺の商店などで、さいたま市のお土産が見つかるかもしれません。
皆が気持ちよく過ごせるように、いくつかのルールやマナーを守りましょう。
与野公園では、ペット(犬など)の同伴が可能です。ただし、必ずリードをつける必要があります。ロングリードの使用は、混雑時などは特に控えましょう。 また、ペットの排泄物は飼い主が責任を持って処理し、持ち帰ることが義務付けられています。他の利用者の迷惑にならないよう、十分な配慮をお願いします。建物内へのペットの立ち入りはできません。
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園内での飲食は可能ですが、ゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。 特に「ばらまつり」期間中は模擬店なども出ますが、食べ歩きなどで他の人の迷惑にならないよう気をつけたいものです。指定された場所以外での火気の使用は禁止されています。
皆でマナーを守り、美しい公園環境を保つことが大切です。
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今回は、さいたま市が誇る美しいバラの名所、与野公園バラ園について詳しくご紹介しました。 約200種3,000株のバラが咲き誇る景色は圧巻で、春と秋の見頃時期には多くの人々で賑わいます。入園無料でアクセスも比較的良好なため、気軽に訪れることができるのも魅力です。 2025年の見頃情報や「ばらまつり」の開催情報をチェックし、アクセス方法や園内の楽しみ方、注意点を参考に、ぜひ与野公園のバラ園で素敵な時間をお過ごしください。